2013年08月29日

LALA10月号 夏目友人帳感想

今月の夏目友人帳はまた続き物。なんとなくですがたぶん前後編。三回連作ではないと思います。(勝手にそう思ってるだけですが)
内容が内容だけに、普段夏目の漫画の内容の感想についてはあまり触れないようにしているLALAの一言感想のところで既にかなり荒ぶってしまったので、なるべく本編の感想は穏やかにいこうと思います。
…つか、努力はします。
………荒ぶってたらごめんなさい。(既に努力を放棄)
以下ネタバレです。たたみます。



今回は名取さん目線の番外編。しかも高校生名取さん。更に高校生(一個年下)的場さんも登場。おまけにタクマさんまで再登場(去年の7月〜9月の話で出てきた方。名取にとっては大恩ある祓い屋。夏目の現在時間では廃業済。超素敵なおじさまですよ!)。

・・・・・・。

何コレおいしいものてんこ盛りじゃないですか!!!(麻井的に)
1年ぶりに名取さんが出てきてくれただけでもうれしいのに(まあ、だいたい名取さんの出演は年一回くらいなんですが、うっかりすると一年半くらい出ないこともあるので…)その名取さんが高校生で、しかも的場さんも高校生で、二人の年の差がわかったり、名取さんの家での扱いがわかったり(想像はしていたけど想像通りのいいとこのお坊ちゃま&なんかめっちゃ家族と折り合い悪い……)、今よりもちょっと若い、でもめっちゃ素敵なオジサマのタクマさんが名取さんと出会う場面が描かれていたり。
いつもはLALAの中で真っ先に夏目を読むのですが、今回はちらっと冒頭見ただけでも大興奮してしまったので最後に回しました。そしてのたうち回りました。あまりに楽しくて。

…と書いただけでも何だかえらい行数になってきましたね。
いつもいつも粗筋紹介で尺をとるので、今回はなるべく粗筋を書かずに進めたいと思います。

私は高校生の名取に、想像に反して、意外と夏目に似ているな、という印象を持ちました。
見た目が、という意味ではありません。本人の置かれている環境、妖しとの関わり関わられ方、本人がこうであって欲しいと望むこと。そういうものが、若かりし頃の名取と、連載開始間もない頃の夏目とは似ていると思います。
見えないものが見える、というと周りに怒られたり悲しまれたりすること。
学校での当たり障りのないあしらわれ方。
それに何より。…いえ、これはもっと後で語りましょうか。

勿論、異論もあると思います。全然夏目とは違う、と感じる方もいらっしゃるでしょうし、逆に、思っていたとおり夏目とそっくり、と思われた方もいらっしゃるでしょう。
自分が何故思っていたのと違う、と感じたのか、つらつら考えてみると、どうもその原因は名取登場のときの話の印象にあるような気がします。
登場した話での名取は、夏目に対して明らかに打算めいたものを抱いていました。それは今回の話でタクマがなるべく名取を祓い屋の世界に巻き込むまいとしているのとは正反対で、夏目を使える人間として自分の仲間に引き込もうとしているように見えました。
そんな彼の考え方が夏目と出会って関わるうちに変わってきた。…夏目友人帳の中で名取はそういう変化をしていると思っていました。
でも、それは違っていたのだと、今回の話を読んで気付きました。元々の名取は、人に対しても打算より優しさを大切にしたいと考えている人だった。それが顕著なのが、19〜21P目のタクマとのやりとりと、22P目〜24P目あたりのモノローグだと思います。

『さわらないほうがいいです。もしこいつがうつったら… …もし何かの…呪いだったら…』
『君は優しいんだね』
『…いえ 不安なだけです。…わからないことが多すぎて… おれはどうあるべきかを知りたいんです』

『少なくとも、見える人間達の中にいる間、おれは嘘をつかなくてすんだ』
『こいつ(やもりのあざ)を消せればおれのいらだちは薄らいで 周りにもっと優しくできるかもしれない』

真摯な、…人に対しても自分に対しても本当に真摯な、一生懸命な、名取の本心が透けて見えるこの6ページほどを読んでいる間、私は名取さんに真剣にごめんなさいを言ってました。ドライで打算的な人が夏目と出会って変わったんだと思いこんでてごめんなさい、と。
家族にさえ理解されないことにもがいて、言葉が通じない、同じものを見る友がいないつらさに心を凍らせて、…得体の知れないやもりのあざに、たった一人で悩み続けて。
そんな状況下で必死に、いつかは人に優しくなりたいと考える、…名取少年はもうとっくに、立派に、優しい人だと私は思います。たとえ本人が違うと感じていたとしても。

優しくなりたい、他人を愛したい。
なかなか受け取ってもらえないこの感情をいっぱいに抱えて必死に前へと歩いていく。
話を元に戻しますが、そんな名取の姿は夏目に重なります。…似ているなあ、と思うのです。

話はこの後、名取と的場が組んで(おそらく)妖し退治をする展開になっていくようです。
このとき名取が出会えていたのが的場ではなく夏目だったら、と、…あるいは、最初に彼を導くのがタクマであったら、と、…私は正直、そう思わずにはいられません。…後半の展開にはどうしても不安を抱いてしまいます。
どうなるのでしょうか。

…待て、次号。
posted by 麻井由紀 at 03:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 夏目友人帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見しております。
私も感想を書きたいなぁと思って試行錯誤してみたのですが…文章がヘタで断念してしまいました。
でも、読むのは大好きなので、麻井さんのブログ、いつも楽しみにしています。
次号でどうなるのでしょうか、楽しみです。
的場さん、どうぞおてやわらかに・・・と願いつつ。
Posted by at 2013年09月08日 00:00
コメントありがとうございました!
いつもLALAの感想を書いた後、しばらくブログ放置になるので、いただいたコメントに気付かずごめんなさい!(>_<)

後編、出ましたね…。まだ読んだ直後で興奮気味なので感想書けませんが、またゆるゆる書いていこうと思います。下手くそな感想ですが、いつも読んでくださってありがとうございます。また遊びにいらしてください。
Posted by あさい at 2013年09月24日 00:41
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