2012年08月09日

帰ってきたお題った・33<タイバニ>

ごぶさたいたしました、帰って参りました!
旅から帰ってきたブログ第一弾記事は帰ってきたお題った……。

タイバニ、空虎空です。リバっぽいです。いまだにリバがなんなのか今ひとつわかってない。

あさいさんは、「夜の会議室」で登場人物が「さめる」、「犬」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://shindanmaker.com/28927

そういう場面を匂わせる言葉があるので、大丈夫な方だけどうぞです。


「よお、スカイハイ」
突然ノックもなしにポセイドンライン社の会議室に入ってきた虎徹を見ても、キースはただ静かに、
「やあ、どうしたんだい、ワイルドくん」
と問うただけだった。
長いミーティングデスクの端っこに、キースはぽつんと腰かけている。まるで待てを命じられたのようだ、と虎徹は思った。
「書類を届けに来たら、道に迷っちまって」
「……」
その言葉に、ふと、キースは唇だけで笑った。さめた目だった。
「嘘が下手だね」
「……」
「…私の失態の件で、今の会議に参考人として呼ばれたんだろう?」
「……」
とっさにうまくごまかせない虎徹を、キースは再び笑う。そして、ふらりと立ち上がると、片手を誘うように虎徹のうなじにかけた。
「…ずっとここで待たされて、退屈しているんだ。…遊んでいかないかい?」
その『遊ぶ』がどういう意味か、…キースのこのポーズと眼差しでさとれないほど、虎徹も鈍くはない。…が。
「…ここでか?」
音声はともかく、社内の各部屋の映像は防犯のために全て警備室でチェックされているのが通例だ。キースだってわかっているはずだ。いつもならこんな場所でこんなことを言い出す男ではないのだ。
探るような虎徹の眼差しに、キースは冷静さの仮面を脱ぎ捨て、正直に疲れた顔をさらした。
「…私は、怖いんだ、ワイルドくん」
「……」
「…もし、ヒーローをやめろと言われたら、どうしよう」
「………」
たまらなくて、カメラのことも忘れ、虎徹はぎゅっとキースを抱きしめた。その耳元に、キースがそっと、ねだるように囁く。
「…大丈夫だよ」
……。
「…ここは小会議室だから、カメラは一つしかない。…ここはちょうど死角になる。……だから」
「…しょうがねえな」
虎徹はあえて面倒くさそうなそぶりをしてみせた。
「…キスだけだぞ?」
ふっくりとしたキースの唇にそっと口づける。…いつもは熱を帯びている彼の身体も、唇も、今日はひどく冷たい。その冷たさがせつなくて、たまらなくて、…抱きしめている身体を離せなくなる。
長い長い口づけは、虎徹の言葉に反して、…やがて、刹那的なセックスに変わった。


posted by 麻井由紀 at 01:59| Comment(4) | TrackBack(0) | お題ったー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
(:.;゚;Д;゚;.:)ちょうもえ……
Posted by まっちょP at 2012年08月30日 12:45
まっちょさん…!!!!!
わあああん遊びに来てくださってありがとおおおお!うれしい!!(>_<)
Posted by あさい at 2012年08月31日 23:42
時々こっそり見に来てますん壁|・∀・)ノ最近あまり支部チェックしてなくて……コメントどきどきしつつ萌えのあまりに書き込んでしまいました。二人のやりとり素敵///
Posted by まっちょP at 2012年09月01日 18:54
TLでもなかなか会えなくてお忙しいんだろうなあ…って思ってました。またTLで萌え話したいです!
Posted by あさい at 2012年09月03日 00:20
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